産地だより 2022年3月

JA豊橋トマト部会

2022年3月
愛知県豊橋市 JA豊橋トマト部会(トマト)
生産者 池田 和哉さん

今回の産地だよりは、愛知県豊橋市でトマトを栽培している池田さんをご紹介します。

トマト栽培を始めたきっかけ

トマト栽培歴25年の池田さん、トマト一筋のベテランです。そんな池田さんにトマト栽培を始めたきっかけをお伺いしました。
トマトの栽培は池田さんのお祖父さんが約45年前に始めたとのこと。今では一大産地となったこの地域でも、当時はトマト栽培をしている人がほとんどおらず、何もかも手探りの状況だったとか。トマト農家の長男として育った池田さんは2代目として継ぐことに迷いはなかったそうです。現在は息子さんも一緒にトマトを栽培しています。

トマトを栽培するハウス

トマトを栽培するハウス

野菜づくりのこだわり

池田さんにトマト作りのこだわりについて質問してみました。「できる事を誠実にやり続ける」「当たり前のことを当たり前にやっているだけです」と笑う池田さん。
これだけ水をやれば良い、肥料はこの量入れれば絶対大丈夫、というわかりやすい正解はトマト栽培にはありません。25年間トマトを栽培しても25回しか経験を積めない。すぐに結果が出なくても焦らず日々トマトと真剣に向き合うこと、そして最大限の努力をする事が大切ですと教えてくれました。
目指すのは「人が食べて喜んでくれるトマト」そして同時に「自身が納得できる品質」であること。
一切手を抜かずにやるべき事をやる、というトマトへの妥協のない姿勢が言葉の端々から伝わってきました。

トマトの摘葉の様子

トマトの摘葉の様子

収穫を待つトマト

収穫を待つトマト

池田さんからのメッセージ

池田さんにモスバーガーのお客さまに向けてひとこといただきました。
JA豊橋トマト部会は様々な世代で構成されており、新しい栽培技術も積極的に取り入れています。天皇杯(※農業界で最高位の賞です!)も受賞しており、自信を持っておすすめできるトマトです。ぜひ味わってみてください。

JA豊橋トマト部会さんのトマトは9月下旬から翌6月下旬頃まで、関東甲信越、静岡県のモスバーガー店舗で使用しています。ぜひご賞味ください!

Text by Sato