[HATAKEミーティングin静岡 特別レポート] 静岡県菊川市 サングレイス静岡農場 杉山健一さん 野菜くらぶ静岡レタス部会 塚本佳子さん、深川知久さん 鈴生(すずなり) 鈴木貴博さん

[HATAKEミーティングin静岡 特別レポート] 静岡県菊川市 サングレイス静岡農場 杉山健一さん 野菜くらぶ静岡レタス部会 塚本佳子さん、深川知久さん 鈴生(すずなり) 鈴木貴博さん

今回の産地便りは、静岡を中心とした若手協力農家28名とモスの社長、櫻田が、静岡県の菊川市に集まり、畑の視察から意見交換会と丸1日に渡って熱く交流をした、「HATAKEミーティングin静岡」の様子を報告します。

第1部、農場視察

素晴らしい天気となった4月某日。まずは、サングレイス静岡農場の視察からスタートです。トマト栽培について説明するのはサングレイス代表の杉山健一さんです。社長から出される農場の栽培方針や収穫量、コスト面など、多岐にわたる質問に杉山さんが答えます。頃合いを見て、トマトの試食。固唾を飲んで評価を待つ農場スタッフ一同・・・
「うん。美味しい。これなら問題ない。」と社長。ホッと胸を撫で下ろすサングレイス農場のスタッフ達でした。

杉山さんより一言
「社長からの質問が、肥料や温度管理についてなど、かなり専門的な内容が多くてびっくりしました。自分のトマト作りへの想いも、社長に直接伝えられて、とても有意義な時間でした。」

サングレイスのハウス内の様子

サングレイスのハウス内の様子

トマト作りへの熱い想いを伝える杉山さん

トマト作りへの熱い想いを伝える杉山さん

収穫を待つトマト

収穫を待つトマト

サングレイス農場スタッフとの記念撮影

サングレイス農場スタッフとの記念撮影

レタスを自ら収穫

サングレイス農場から車で5分ほど移動し、次に訪れたのは、野菜くらぶ静岡です。ここでは、群馬県昭和村に本拠地を置く農業法人野菜くらぶの静岡支部として活動するメンバー達が、レタス類を中心に生産を行っています。彼らは、野菜くらぶが取り組んでいる「独立支援プログラム」の出身で、農業外からの新規就農者です。現在、9名の若手農業者が群馬、青森、静岡で頑張っています。
今回は、その中の1人、深川知久さんの畑を訪問。以前は、コンピュータ関係の会社に勤めたいたという異色の農業人です。レタスの定植や収穫の時期、田んぼの裏作でレタスを栽培する利点は何か?などのレタス栽培について深川さんが説明します。その後、社長がレタスの収穫に挑戦。獲ったレタスをみんなで食味確認しました。
「うん。甘い。美味しい。」との言葉に一安心の深川さん。レタス畑の傍らで熱く語り合いました。

深川さんより一言
「社長に畑に来てもらって、より一層、農業に励もうという気持ちになりました。これからもがんばります!」

深川さんのレタス畑の様子

深川さんのレタス畑の様子

レタスの収穫に挑戦

レタスの収穫に挑戦

畑を前に語り合う深川さんと社長

畑を前に語り合う深川さんと社長

野菜くらぶ静岡のメンバーとの記念撮影

野菜くらぶ静岡のメンバーとの記念撮影

レタスと枝豆のいい関係

そして、農場視察の最後はすずなりの畑へ。
すずなりは鈴木貴博(よしひろ)さん、崇文さん、靖久さんの「鈴木3兄弟」が営む農業法人です。
畑で待ち構えるすずなりのメンバー達、訪れた畑は枝豆の畑?・・・ただそれには理由がありました。
「すずなりでは、レタスを収穫した後の畑に枝豆を植えます。枝豆の根に着く根粒菌が、土を豊かにしてくれて、また次のシーズンのレタスを美味しくしてくれるんです」と鈴木さん。すずなりは既にレタスの後作の枝豆の栽培の準備に入っていました。
鈴木さんの話をじっくり聞く社長。ここぞとばかりに鈴木3兄弟はレタス作りへの熱い気持ちを社長に伝えていました。

鈴木靖久さんより一言
「すずなりの社員、研修生たちが、モスバーガーのトップに会えて、直接お話を聞けたというのが大きな財産です。研修生たちは、これから独立して社長となっていく立場なので、経営に関する話が聞けて非常に有意義な会になりました。」

レタスの後作の枝豆畑を説明中

レタスの後作の枝豆畑を説明中

まだまだ小さい枝豆の苗

まだまだ小さい枝豆の苗

レタスについて説明中

レタスについて説明中

こだわりの肥料について説明する鈴木さん

こだわりの肥料について説明する鈴木さん

第2部、意見交換会へ

農場視察を終えたメンバーは、会場を移し、櫻田社長と若手農業者による意見交換会がいよいよスタート。

まずは、社長からの挨拶。
「「素直と謙虚」これは私の生きる中で、かなり強いポリシーにしている。頭が下げられない人。挨拶、礼儀が出来ない人はダメだと思う。」
「自分の作った野菜をお客さまが手に取ってくれて、食べている姿を見るのが、嬉しい、幸せだ、という人が、農業を夢のある仕事にしていける。夢、ロマン、希望を自らで考えて、創り上げられる人は、魅力のある人だと思う。」
などモスの経営者として、人生の先輩として、若手農業者達にあたたかいメッセージが送られます。

その後は若手農業者達から社長へ質問。
「会社の舵取りをしている中で、数字以外に大切にしている部分や判断基準は?」
「経営理念を会社全体に浸透させる為にはどうすればよいのか?」
「社員のモチベーションを高めていくにはどうしたら良いのか?」
「社長の考えるところの美味しさとは何か?」
など、現在進行形で抱えている悩みが次々とぶつけられていきます。白熱した意見の交換が行われ、あっという間に時間は過ぎて行きました。

またこのミーティングには、長野県の北佐久園芸組合の山本裕之さん、熊本県の八代ひかり出荷組合の上中智晴さんなど、静岡県外からも若手農業者がゲスト参加、生産者さん同士でも様々な情報交換が行われ、モスの協力農家さんとして、横のつながりも深めることが出来ました。

第2部のミーティング開始です

第2部のミーティング開始です

若手農業者が集合

若手農業者が集合

社長に質問する北佐久園芸の山本さん

社長に質問する北佐久園芸の山本さん

第1回HATAKEミーティングは大成功!

第1回HATAKEミーティングはお陰さまで大成功に終わりました。
モスはこうした機会を増やす事で、協力農家さんとの絆を更に強くして、日本の農業を協力農家さんと共に支えたい、日本の農業をもっと元気にしたいと考えています。
日本の農業を元気にするため、社長にもっと全国の協力農家さん達と会ってもらいたい!と気持ちを新たにするモスのアグリスタッフでした。

これからもどんどん産地と交流していきます!

これからもどんどん産地と交流していきます!

Text by Sato