和風バーガーの代表格として、
多くの人に親しまれ、愛されているテリヤキバーガー。
このテリヤキバーガー、いつ、どこで生まれたか、
知っていますか。何を隠そうモスバーガーが、
日本のチェーン店で初めてテリヤキバーガーを開発したのです。
1973年、モスが誕生して、わずか2年目のことでした。
-
和風バーガーの代表格。
その誕生を支えた隠し味と、隠された物語。
-
最大の壁は、テリヤキソースの味つけにありました。
日本人の味覚に合い、しかもパティやバンズにも合う。
そんなテリヤキソースを実現するために
モスが選んだ隠し味。それが、なんと味噌でした。
まさに味噌こそ、テリヤキバーガー誕生のミソだったのです。
-
たっぷり重ねられたシャキシャキのレタスと
マヨネーズを加えて遂に完成したモスのテリヤキバーガー。
できた!さあ、みんなに食べてもらおう!
しかし、自信作としてお届けした初めての和風バーガーは、
発売当初、あまり売れませんでした。
意外かも知れませんが、当時のテリヤキという言葉からは
魚料理の「照り焼き」がイメージされたからです。
-
その状況を変えてくれたのは、なんと女子高生でした。
食に対して先入観のなかった彼女たちは、
素直にテリヤキバーガーをおいしいと評価してくれて、
友だちから友だちへと口コミで広げてくれました。
隠し味や隠された物語との出会いにも恵まれて、
モスのテリヤキバーガーという日本の定番は生まれました。