
モスバーガー西門成都(シーメンチェンドゥ)店
日本生まれのモスバーガーですが、日本国内だけでなく、アジア・オセアニアを中心に海外にも多くの店舗を出店しています。
中でも台湾は歴史が一番長く、1991年に台北市に初出店し2021年に開業30周年を迎えました。店舗数も最も多く、2022年3月末時点で303店舗を展開しています。2007年1月に台湾高速鉄道(新幹線)が開業した際には、主要の駅すべてに同時出店して話題となりました。
モスバーガーが台湾で受け入れられている背景には、現地パートナーとの連携により、「日本のモス」の良さを生かしつつ台湾の食文化や食生活を取り入れたご当地メニューの存在があります。特徴的なのはライスバーガーの人気で、キヌアやスーパー大麦を混ぜ込んだ食物繊維たっぷりのライスプレートが健康志向のお客さまにも大変好評です。2022年春の限定メニュー「紅烏龍烤雞珍珠堡」は、台湾特産の紅烏龍茶を使用したほんのりと渋みの効いた醤油だれとグリルしたチキンを挟んだライスバーガーで、若い女性を中心に幅広い世代の方に支持されています。

期間限定メニューのライスバーガー
ほかにも台湾には、アジア各地の店舗へ食材を供給するための直営工場があるなど、モスバーガーにとって重要な海外拠点になっています。
おいしさやおもてなしを大切に、日本の良さを活かしながら各国や地域の特徴に合わせたメニューを提供し、日本の食文化を世界に広げることを目指しています。