モスバーガーでは、時代にあったホスピタリティの形を追求し、テクノロジーを活用しながら、人ならではのあたたかみのある接客について研究を続けています。その一環として2020年7月から社会的ハンディキャップにより外出困難な方がパイロットとして自宅などの離れた場所から分身ロボットを操作し、接客を行う「OriHime（オリヒメ）」※の実証実験を進めています。
※「OriHime」は株式会社オリィ研究所の登録商標です。

2024年9月20日（金）～10月4日（金）までの期間、モスバーガー神戸学園都市店（兵庫県）において、株式会社オリィ研究所の協力のもと、OriHimeの実験導入を平日の時間帯限定で行いました。

今回は、当社特例子会社の株式会社モスシャインで働く障がいのあるメンバー（チャレンジメイト）と、オリィ研究所のハンディキャップをもつメンバーが、交代でOriHimeパイロットとなり、店舗にてリモート接客を行いました。

かわいらしく動きながら、挨拶やお声かけなどの接客を行うOriHimeに対して、お客様は会話や写真撮影を楽しまれている様子でした。なかには、お客様同士の新たな交流が生まれる場面もありました。小さなお子様からは「名前はなんていうの？」と興味津々に話しかけられ、店内はいつも以上に明るい雰囲気に包まれました。

また、店舗メンバーはお客様により親しみを持ってもらえるよう、パイロットの名札やPOPを手作りするなど工夫を凝らしました。

親しみのわく手作りPOPのおかげもあって、お子様から大学生、大人の方まで多くのお客様と温かい交流が生まれました。パイロットからは「お客様に興味を持ってもらえて嬉しい！」「店舗メンバーとの交流も深めることができた！」といった声が上がり、やりがいを感じた様子でした。

こうした取り組みにより、誰もが活躍するダイバーシティの実現を目指しています。